【阪神】佐藤輝明、岡田監督の信頼も回復「もっと中軸で点を取って勝ちたい」2カ月ぶり3打点
<阪神8-1中日>◇27日◇甲子園 阪神佐藤輝明内野手(25)は全開が近そうだ。7回。大山、前川の適時打に続いて、三遊間を鋭く抜く2点打。好左腕斎藤からの巧打に「三遊間が空いていたので狙い通り。みんながつないでくれたので、よかったです」と、してやったりの表情だった。 点が欲しかった5回。左中間への安打で果敢に二塁に頭から飛び込みアウト。痛い走塁死だったが、めげてはいられない。7回の1本に続いて、8回も左犠飛で打点を稼いだ。1試合3打点は3ランを放った4月21日以来。昇格後の初打点だった前日26日の適時三塁打に続くクラッチぶりだ。 岡田監督は前日の試合後、サヨナラの好機で佐藤輝に回して点を奪いにいくプランだったことを明かしていた。その言葉こそが今の状態の良さを物語る。「もっと中軸で点を取って、勝ちたいと思います」。6番に座る「掃除屋」が頼もしい。