自民党総裁選、9人の候補者は日本の若者の未来をどう考える 13~29歳の76.4%は「将来が不安」
■河野太郎デジタル大臣「政府に打ち出の小槌はない。金を使う話をするならしっかり財源の議論も」
「今の若者の現役世代は、保険料の負担が非常に高い。みなさんが払った保険料の4割は高齢者の医療の支えに流出している。だから高齢者にもっと世代内で助け合いをしっかりやってもらって、その分現役世代の保険料を下げられれば、保険料は今の6割まで、半分近くまで下げることができるから、手取りが増える。もう一つは年収の壁がある。12月になると労働時間の調整をしてしまう人がいるので、保険料とか控除というのをなるべく廃止して、厚生年金になるべく入れるようにする。控除も時間をかけてやめる。そうすると、働けば働くほど収入が増えるし、将来の年金も増えるということで、しっかり働けばその分手取りも増えて、いろいろなことができるという、そういう社会をすぐ作れると思う。総理になったらまずこれをやりたい」
■石破茂元幹事長「日本を守り、国民を守り、国を守り、未来を守る」
「もちろん賃金を上げよう、物価上昇よりも上回るようにしよう、労働分配率も上げる、設備投資もする、それをやることはもうはっきりしている。だけど私は、お互いが悪口を言うような、足を引っ張り合うような対立と分断の社会をやめにしたい。どんなに豊かになっても、対立と分断の社会はちっとも幸せだと思っていない。弱い立場の人を思いやっていくような、そして、ありがとうと一日何度も言ってもらえるような、それが私は幸せな社会だと思う」
■茂木敏充幹事長「若い世代に日本はまだまだ希望、伸び代があると思ってほしい」
「1つはまず賃金を払う側、企業が収益性を上げて、同時に成長産業を伸ばしていく。もう1つは働く側。一番自分にあった、一番能力が発揮できる、そこに移動してそのやりがいも感じる、それにあった報酬も得られる。こういう社会にしていくことが継続的な賃上げに繋がるのだと思う。労働生産性を上げるには、2つのやり方がある。同じ人がスキルを上げること。同時にデジタル化もそうだが、新しい設備を入れることによって労働生産性が上がる」 (『ABEMA Prime』より)