povo2.0の新トッピング「1GB/180日」「120GB/365日」「300GB/365日」は本当に安いの?
「120GB(365日)」は月10GBで月額1,800円と考えることができる
次に紹介する「120GB(365日)」は、2万1,600円と1回に支払う料金は高くなりますが、1カ月換算では月10GBで月額1,800円となります。 たとえば、LINEMOの「ベストプラン」は月3GBを超えると10GBまで月額2,090円で利用できますし、格安SIMではLinksMateが月額1,870円、イオンモバイルが1,848円ですので、月額1,800円の「120GB(365日)」はそこそこ安い水準だと言えるでしょう。 とはいえ、格安SIMのなかにはもっと安いプランもあります。たとえばIIJmioは月額1,500円、NUROモバイルの「VLプラン」は月額1,485円、さらに、HISモバイルの「自由自在2.0」では月額1,340円まで安くなるんですね。 しかも、一括で2万1,600円を支払ってしまうと、結局「1年縛り」になってしまいますし、もっと安い格安SIMがあることを考えると、「120GB(365日)」のトッピングはあまり賢い選択だとは言えないでしょう。
「300GB(365日間)」は月25GBで月額2,067円のプランになる
「300GB(365日間)」は一括で2万4,800円を支払う必要がありますが、1カ月換算にすると月25GBで月額2,067円のプランです。povo2.0の定番データトッピングには、2,700円/回の「20GB(30日間)」がありますが、一括払いすることでデータ通信量が毎月5GBも多く使えて価格も安くなるんですね。 それでは、このトッピングを他社と比較してみましょう。たとえば、楽天モバイルの「Rakuten最強プラン」は月20GBまでが月額2,178円ですが、「最強家族プログラム」が適用されると毎月110円割引されて月額2,068円まで安くなります。これで料金はほとんど同じになりますが、povo2.0の「300GB(365日間)」なら月5GBほど多く使えます。 次に、格安SIMの月20GBプランで比較してみましょう。HISモバイルの「自由自在2.0」は6分かけ放題付きで月額2,090円、LIBMOの「なっとくプラン」が月額1,991円、イオンモバイルが月額1,958円となっています。しかし、povo2.0の「300GB(365日間)」は月5GBほどデータ通信量が多いので、やはりこちらのほうが割安感があるでしょう。 また、格安SIMの月30GBプランでは、IIJmioが月額2,700円、イオンモバイルが月額2,508円、日本通信「合理的30GBプラン」が月70分かけ放題付きで月額2,178円となっています。もし、かけ放題も利用するなら、povo2.0の「300GB(365日間)」よりも日本通信「合理的30GBプラン」のほうがお得になりますね。 いかがでしょうか? 今回はpovo2.0の新たなデータトッピングを他社のプランと比較してみました。「1GB(180日間)」はau回線維持用としてmineoより安く使えますし、「300GB(365日間)」は、一括払いのリスクはあるとはいえ、最安値水準のお得なプランです。また、「120GB(365日間)」は意外と標準的な価格で、もっと安い格安SIMもあることがお分かりいただけたでしょう。 筆者は、現在サブ回線としてpovo2.0をeSIMで運用していますが、今後、さらにお得なトッピングが登場すれば、メイン回線として使うことも考えるかもしれません。
すずきあきら