赤のハチマキに学ランで…サウナよりもアツい “熱波師”のエール…体も心も温まる!能登半島地震を経て目指す “熱波師像” へ【温浴施設 スパ・アルプス】
■風が直接当たらなくても、かき回される… はじめは、シラケ気味のサウナ内でしたが、石井さんオリジナルの応援と熱風送りが一体となった「ゴーゴー熱波」を繰り出すと─。 石井さんのゴーゴー熱波で、客は体感温度とともにテンションも爆上がり。サウナの中はクラブさながらの盛り上がりを見せました。 訪れた人 「熱い男だなと思いました。かなりの高熱でだいぶ整えそうです」 「最高です。明日からの仕事に気力が増してきますね」 「最高ですね。1人だと耐えれないんですけど、こういう方いると長く耐えれるかなって」 高温のサウナの中で、客に熱風を送り続ける熱波師、人体にはどんな効果があるのでしょうか。 サウナ学会代表理事の医学博士、加藤容崇さんに聞いてみると… サウナ学会代表理事 医学博士 加藤容崇さん 「日本のサウナって換気があんまりよくないので、温度が上に淀るんですよ。ロウリュウがすると天井のほうに蒸気が淀んでしまってなかなか降りてこないので、それをこう、回す、かき回すと、風が直接あたっていなくても、全体がかき回されるので」 ■能登半島地震を経て目指す“熱波師像”とは… 加藤さんによると、サウナの中は頭とつま先で5℃から10℃ほど温度差がありますが、熱波師が空気を循環させることで、室内の温度が均一になり、座る場所に限らず効果的に発汗を促せると言います。 今やスパ・アルプスの名物と化している石井さん。 スパ・アルプス 中川智紀支配人によりますと、常連から新規のお客さんまで石井さんの熱波を喜ぶ声は多く、施設を盛り上げる欠かせない存在だということです。 熱波師 石井嘉昭さん 「皆さんから嫌な言葉っていうかうるさいとかって言われるかなって思ってたんですけど、一切そんなことなくて」 「本当に強面のお父さんから、若い人たちからも、みんなその時は怖い顔してのってくれるかなっていう感じはするんですけど、みんなやってくれるんですよ」 「本当に本当にみんなやってくれて本当に感謝しかないみんな仲間っていう感じがすごい素敵な感じになってますよ」
そんな石井さんですが能登半島地震を経て、今は目指す熱波師像があると言います。 スパ・アルプス 熱波師 石井嘉昭さん 「地震とかあったじゃないですか。そういう時に、石川県のところでも温浴施設さんが無料開放してたじゃないです」 「命にも関わることを助けてあげられる、温浴施設がそういう施設として、もっと一般的に広がっていけたらなって。心も体も癒やせるコミュニティスポットになればいいなっていうのはありますよね」 アツい声援で体も心も温められるか。石井さんはきょうも訪れた人にエールを送ります。 ゴーゴー熱波は水曜日と土日に行われていてこの日は平日にも関わらず満席だったそうです。
チューリップテレビ
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