汚れたものも気にせず運べる! 荷室容量爆上げ! でもいま流行の「ヒッチキャリア」は一歩間違えると違法の可能性アリ!!
【教習指導員の見解】たびたび話題となる長さ10%について
ヒッチキャリアを取り付ける際に話題となるのが「荷物の長さ10%」問題です。結論からお伝えすると、長さはヒッチキャリア部分も含めて10%以内にしておいたほうがよいといえるでしょう。 長さ10%については、さまざまな考え方がありますが、荷物をヒッチキャリアに載せた場合、ヒッチキャリア部分も含めて荷物として扱われる可能性が高いです。そのため、ヒッチキャリアを使用するときは、ヒッチキャリアも含めた長さがクルマの全長の10%以内に収まるようにしておいたほうが、取り締まられる可能性が低くなります。 また、ヒッチキャリアを使用しないときは取り外しておきましょう。ヒッチキャリアを付けっぱなしにしておくと、思わぬ事故に繋がる可能性があります。 加えて、ヒッチキャリアを折りたたんだ状態で、走行するのも控えたほうがよいでしょう。ヒッチキャリアを折りたたむと、ナンバープレートや灯火類が見えにくくなったり一部が隠れたりします。ナンバープレートや灯火類などが見えづらい場合、交通違反で取り締まられます。
実際に販売されている商品はルールに従っている?
実際に販売されているヒッチキャリアを見てみると、全長の10%以内のタイプと10%を超えるタイプがあります。 全長10%以内のヒッチキャリアについては、前述したように法律の範囲内であるため問題ありません。一方、全長の10%を超えるヒッチキャリアについては、指定部品かどうか、取り付けた際にナンバープレートや灯火類が見えにくくならないかなどがポイントとなります。 全長10%を超える長さのヒッチキャリアであっても、取り外しが容易で、ヒッチキャリアを取り付けた際にナンバープレートや灯火類などがしっかりと認識できれば問題ありません。 このように、ヒッチキャリアに関するルールや見解はさまざまです。そのため、取り付ける際には問題がないか、ヒッチキャリアを取り付けて荷物を積載したときに取り締まられることがないかなどについては、最寄りの警察署で確認しておくとよいでしょう。
交通違反で取り締まられないようにするためにも法律を守って取り付けよう
ヒッチキャリアは、キャンプやアウトドアアクティビティなどで役立つ便利なアイテムです。ただし、取り付け方や使い方などを間違えると交通違反になります。キャンプやアウトドアアクティビティを楽しんだあとで取り締まられるという嫌な思いをしないためにも、ヒッチキャリアを使用する際は、法律に違反していないか確認してから使うようにしましょう。
齊藤優太