ネット環境が無くても使えるものも…離れて暮らす親を見守る「実家ケア家電」ここまで進化していた
「スマート家電」でゆるく見守り
進学や就職、転職や結婚などで地元を離れて長年経過すると、気になるのが実家での親の生活だ。親も子も若いうちはゴールデンウイークや夏休み、正月などに帰省すればいいかもしれない。しかし離婚や死別などで親が一人暮らしになると、食生活や健康面での日頃の生活が気になってくる。とはいえ、健康な親の生活をのぞき見するわけにはいかない。 【最新】実家ケア家電を写真でチェック! そこでおすすめしたいのが、スマホと連携できる「スマート家電」を使ったゆるい見守りだ。スマートLED電球などを使えば、いつもと同じように暮らしているのかどうかを確認できる。実家に通信環境がない場合の対策も含めて、“実家ケア”の方法を紹介しよう。 ■ネット環境のない家には「ホームルーター」の導入がおすすめ 光インターネットなどのインターネット回線を契約していない家の場合、まずは「ホームルーター」の導入をおすすめしたい。NTTドコモやauなどの携帯電話回線を利用して自宅のインターネット環境を構築できるもので、光回線などを契約して工事をしてもらうのに比べて簡単に導入できる。携帯電話キャリアが月額で提供しているホームルーターもあるが、どの携帯電話キャリアでも利用できるSIMフリータイプのホームルーターを導入すれば、より安価に導入できる。 おすすめのモデルはこれだ。 ●4キャリアに対応する4G LTEホームルーター ・ピクセラ「PIX-RT100」 4G LTE通信に対応し、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの主要4キャリアに対応するホームルーター。IIJmioやmineoなどの格安SIMにも対応しており、動作確認済みSIMカードの一覧も公開しているので安心だ。例えばIIJmio(https://www.iijmio.jp/)のデータプラン(タイプD)を利用するとデータ容量最大2GBで月額740円、5GBで同900円で利用できる。ビデオ通話などを行わない限りデータ容量2GBで十分なので、ホームルーターの価格を含めても導入費用を抑えられる。 ネット環境がないと使えない製品を後ほど紹介するため、最初にネット環境の整備方法を紹介したが、ネット環境がなくても使える製品やサービスもある。それらも含めておすすめの製品とサービスを紹介したい。