狭小地工事向け改良…コマツがスリム化した「電動ショベル」新機種の仕様
コマツは電動マイクロショベルの新機種を国内向けに発売した。2022年3月にレンタル機として発売した同ショベルのモデルチェンジ機。旧機種と比べて電池の個数を2個から1個に減らし、車体中央部に配置することで全長を約20センチメートル縮小した。後部がスリムになったことで、狭い場所にも入りやすい。消費税抜きの価格は240万円。年300台の販売を目指す。 【写真】コマツがスリム化した「電動ショベル」新機種 発売した「PC01E―2=写真」は、車体寸法が全長2170ミリ×全幅580ミリ×全高1060ミリメートル。ホンダの着脱式可搬バッテリーを搭載し、電池残量が少なくなれば新しい電池に交換することで作業を続けられる。 電動のため排ガスを発生せず、エンジン音もない。住宅地や夜間の工事、排ガスを嫌う食品工場や閉鎖空間の工事などでの利用を見込む。 カーボンニュートラル(温室効果ガス排出量実質ゼロ)に資するグリーン・トランスフォーメーション(GX)建設機械として、国土交通省の認定を取得済み。エンジンを搭載しないためフィルター清掃やエンジンオイル補給などが不要で、保守作業負担も小さい。