「不況型倒産が連鎖」名物投資家「今年、強烈な株価急落がくる」…年を越せずに息絶えた中小企業が100社前後もある惨状
今年来るであろう強烈な急落
ただ、当時は20歳代であったし、バブル崩壊で負った億を超える途方もない大借金を返済する為に、もっと言うと生きる為だけに株式投資をしてきて、実際に借金完済したのも事実だ。(詳細は私の拙著である「修羅場のマネー哲学:幻冬舎アウトロー文庫」に詳しく書かれているので興味ある方はお読みいただきたい。) その後は複数のヘッジファンド(アクティビスト)からのオファーでアドバイザーになり、常に結果を出し続けてきた。 まずは私が投資候補企業とエンゲージメント手法をファンドにアドバイスしてファンドが実際にターゲット企業に対して2~3年掛けて弛まないエンゲージメント活動し、TOBやMBO、バイバックなどのイベントに繋げて売却してきた。ファンドはある程度の株数を保有して大株主になるわけだから、市場で売ることは皆無なのだ。 約8年間続けたヘッジファンドアドバイザーを引退した今だからこそ、彼らの動向や候補企業を客観的に見られるできる立場となった。私にとっての株式投資はチャートでも一目均衡表でもなく、ましてや勝手な予測や推測、希望的観測でもない。 実際にファンドが行動に出ているものやその可能性が100%に近いものだけしかウォッチしていないのだ。最後に参考銘柄5銘柄をお出しするが、今年来るであろう強烈な急落時にできれば一円でも安く買う事に専念してほしい。
最大の暴落リスク
東京市場は現在のところ、円安効果で日経平均は4万円前後での推移を保っているが、報道されないところでも大変な惨状を度々耳にすることが増えてきた。 まず、来年、最大の暴落リスクは中国だろう。先日、知人のファンドマネージャーが久しぶりに上海を視察に訪れたそうだ。彼によるとまず深刻なのは失業率だそうだ。実際には20歳~30歳代の失業率は30%を雄に超しているといるらしい。失業率が高くなれば、ローンで購入しているレジデンスなどは手放さなければならなくなる。ただでさえ、過剰な供給過多である上、建設途中で頓挫して中断しているレジデンスも数多ある状況だから、購入者など皆無な状況だ。その結果、不動産について特にレジデンスなどは9割も値引きして売りに出ている物件があるようだ。さらに個人消費の調査のために大型ショッピングモールも視察したそうだが、ほぼほぼ人影もなく、開いているのは床屋とチープなローカルファストフードのほんの数店舗しかないらしく、誰が見ても到底成り立たなくなっているそうだ。
木戸次郎
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