リハビリを行う巨人・萩尾匡也（右）とヘルナンデス＝川崎市・ジャイアンツ球場（撮影・樋口航）

〝猫の手も借りたい〟ほど復帰に燃えている。左第5中手骨頭骨折した巨人・萩尾匡也外野手（23）が3日、川崎市のジャイアンツ球場でリハビリを開始。16日からのクライマックスシリーズ・ファイナルステージの出場を熱望する右打者は、骨の回復を促進するアニマルセラピーを導入する考えを明かした。 【写真】9月29日のヤクルト戦で死球をうけ痛そうな巨人の萩尾匡也 4年ぶりのリーグ優勝を決めた翌日の9月29日のヤクルト戦（神宮）で死球を受け、無念の離脱。「悔しいどころじゃない」と本音を吐露しつつ「何か成長するチャンスだと思うしかない」と最善を尽くす覚悟だ。 酸素カプセルに加え、〝特効薬〟として期待するのがアニマルセラピー。猫、犬などが鳴くときに出る周波数が、骨の形成を促進する周波数と似ていることから骨治療の一つとして知られる。1軍が休養日の中、ネットスローなどで汗を流した2年目の外野手は「犬カフェ、行ってきます」といつも通り明るく振る舞った。 阿部監督には「（けがを）2週間で治したら（試合に）使ってください」と熱意を伝えたという。試合前の円陣などでチームを鼓舞してきた元気印は「日本一になりたい気持ちは変わらない。可能性がある限り、やれることはやっていきたい」と前を向き、動き出した。（樋口航）