「強い気持ちが必要」なでしこジャパン、ニルス・ニールセン新監督が狙うのは世界一!今のチームは「すでに優勝を狙えるチーム」
日本サッカー協会(JFA)は18日、なでしこジャパン(日本女子代表)の新指揮官に就任したニルス・ニールセン監督の会見を行った。同代表は、2027年に行われるFIFA女子ワールドカップブラジル大会、2028年に行われるロス五輪で優勝を目指し、再スタートとなる。 【一覧表】女子サッカー最新FIFAランキング。なでしこジャパンの順位は? 前任の池田太監督は、2018年にU-20日本女子代表を率い、U-20女子W杯で優勝に導いた。そして、2021年10月にU-20日本女子代表を兼任する形でなでしこジャパンの監督に就任。2023年の女子W杯では、優勝となったスペイン女子代表にグループリーグで4得点で勝利するなど、世界を驚かせたが、ベスト4の壁を越えることができず。パリ五輪でも準々決勝で敗退となっている。 パリ五輪後に池田監督は退任となったが、その後しばらくは後任が決まらず。そして、13日に初の外国人監督としてニールセン監督を招聘したことが発表されている。ニールセン監督は2017年のUEFA欧州女子選手権(女子ユーロ)でデンマーク女子代表を準優勝に導くなど実績もある監督だ。 会見でニールセン監督は「一番初めに日本サッカー協会から連絡をいただいて、この素晴らしいチームに合流してほしいと知らせを受けた時に本当に嬉しく思いましたし、これだけの実績を持った素晴らしいチームの一員になれるのは大変嬉しく思います」と最初に語った。 また、なでしこジャパンの印象については「日本の女子代表チームというのはすでに優勝を狙えるチームとして、大会に出場していくと思います。その能力を自分の持っている個々の選手の才能というのはあると思います」と話しつつ、「今の選手、今のチームは過去と同じように高いレベルを見せていると思います。非常にテクニックもありますし、スピードが速い。そういった強みというのは、今後もそれをさらに活用するというか、強みをさらに伸ばしていくという方向で持っていきたいと思います」と加えた。 さらに、ニールセン監督は今後なでしこジャパンが再び世界一になるため、「勝つために何かを達成するために必要なのは、それを達成したいという強い気持ちだと思います。失敗したら嫌だという、そういう気持ちではなくて、本当に点を取りに行くんだという強い気持ちだと思います。そのためには勇気が必要ですし、チャンスがあるなら、それをつかみ取っていくということが必要。そのためには、チームとしてもスタッフとしても、自信を持つということが大事だと思います」と想いを語った。 なでしこジャパンはニールセン新監督のもと、再び世界一に輝けるか注目だ。
フットボールチャンネル編集部