今年すでに3回、去年を上回る“落車ペース”の43歳競輪選手 苦笑いも「骨を折ったことはないんです」
松戸競輪のミッドナイト「ウィンチケットミッドナイト競輪(F2)」は28日から初日を迎える。4RのA級予選に出走する宮内善光(43歳・群馬=88期)に話を聞いた。 前期は失格でチャレンジ生活に加え、11月の落車で調子を落としていた。今期はA級へ復帰こそしたが、すでに3度の落車となかなか好調とはいえない状況が続いている。 度重なる落車で状態はどうなのか気になっていたが、「やっぱり落車をすると体のバランスは崩しますね。去年は3回落車。今年はすでに3回だから、去年のペースを上回ってしまっているんですよ(苦笑)。落車をしないに越したことはないけど、どうしても狭いコースに入ってしまうから落車も多くて…」と苦笑いを浮かべていた。 「でも、今まで落車をして骨を折ったことはないんですよ。転び方がうまいのかどうかは分からないですが(苦笑)。だから落車をしてもそんなに空かずに走れるんです。5月の奈良は直前に落車をして結構ムリヤリ走ったから、あんまり良くなかったですが…。でも、そのあとからは前回もだけど、感じは良くなっているんです」と上向きな言葉も飛び出た。 初日は東日本で連係となり、田原宥明の番手を選択。目標とする田原は予選こそ厳しい数字だが、確定板が増え復調の気配を感じる。 まずは予選突破を決めて、流れよく来期に繋げていきたいところだ。(アオケイ・宮本記者)