神戸3連勝 トゥーレル&広瀬弾 暫定ながら広島&町田に並んだ 吉田監督「追う立場は変わらない」
「明治安田J1、神戸2-1C大阪」(13日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸はDFマテウス・トゥーレル(25)、DF広瀬陸斗(28)のゴールで2-1でC大阪を下し、リーグ戦3連勝で勝ち点を55まで伸ばした。暫定ながら首位広島、2位町田に勝ち点で並んだ。C大阪は38のまま。川崎は最下位の鳥栖との点の取り合いを制して3-2で勝利し、勝ち点37とした。京都は横浜Mを2-1で勝ち、勝ち点37。敗れた横浜Mは41のまま。 神戸が開始早々のカウンターパンチで主導権を握り、そのまま突っ走った。前半2分、左CKからのセットプレーで相手GKがはじいたボールをDFトゥーレルが頭で押し込み先制ゴール。同11分には大迫のパスをDF広瀬がゴール右下に沈め、追加点を奪った。 トゥーレルは「外れたボールに対して反応するのが僕の役割。顔に当たったが、入ってくれてよかった」と振り返り「うちの得点が早くて相手もプランを変更せざるを得ず、スペースを作って追加点も取ることができた」と、効果的な得点で優位に試合を進めた。 DF酒井とMF山口のベテランを故障で欠く中、守備の2人で2得点。吉田監督は「主力のケガは痛いが、その代わりに入る選手も戦術を理解してくれている。主力選手も僕と同じ絵を描きながら、他の選手に伝えてくれている。その辺りが、代わって入った選手が活躍できている理由」と着実に層が厚くなったことに手応えを示した。 C大阪が序盤に3バックを敷いてきたが、動じることなく対応。吉田監督は「3バックは想定内だったし、3バックでも4バックでも対応する積み重ねがある」。勝ち点55で暫定ながら首位・広島、2位・町田に並んだ。「(試合消化が)1試合多いので、追う立場は変わらない」と冷静さは変えないが、シーズン終盤の逆転劇を確実に射程に入れている。