ソフトバンク和田が引退 43歳、現役最後の「松坂世代」―プロ野球
プロ野球ソフトバンクは5日、和田毅投手(43)が今季限りで現役を引退すると発表した。 【写真】DeNAに敗れ、日本一を逃したソフトバンク。左から3人目は小久保監督 1980年度生まれの「松坂世代」として、現役を続けていた最後の一人。今季は左手指の不調で出遅れて登板は8試合にとどまり、ポストシーズンは中継ぎで準備していたが、左脚の負傷で離脱した。 島根・浜田高から早大を経て、ドラフト自由枠で2003年にダイエー(現ソフトバンク)に入団すると、14勝を挙げて新人王に輝くなど、同年から5年連続で2桁勝利をマーク。10年には最多勝、最優秀選手に輝き、7年ぶりのパ・リーグ優勝に貢献した。 11年オフに海外フリーエージェント権を行使し、米大リーグに挑戦。オリオールズを経てカブスで5勝(5敗)を挙げ、16年に古巣ソフトバンクに復帰した。23年には8勝(6敗)をマークするなど、40歳を超えてからも中心選手として活躍した。日本プロ野球での通算成績は334試合で160勝89敗、防御率3.18。