【熊本競輪(モーニング)FⅡ】桑原亮が西日本唯一の決勝進出、九州勢の意地を見せる
<6日・熊本競輪・2日目> 桑原亮(40)=福岡・91期・A1=は準決6R、古川貴之の前で戦った。だが逃げた望月湧世のスピードが良く、なかなか動けない展開。結局終3半からの追い込みになってしまった。1着は小埜正義で、2着は望月。桑原は1人抜いて3着だった。 【競輪・女子賞金ランク】石井寛子がGP制覇で年間獲得賞金記録 「最後まで仕掛けられなかった。余裕がなかった」と振り返った。直線も「小埜さんには負けても、2着には行けると思ったけど。とにかく必死でハンドルを投げました」と何とか確定板は死守した。 次の7Rで木村佑来が3着だったときだけ決勝に進めない状況に、「初日特選4着で準決3着ってすごく危ない。大丈夫だろうと思っていても、決勝に上がれないことがよくあるんですよ」。前期の桑原は初日特選4着、準決3着が2回あり、2回とも決勝に進めなかった。 「これで決勝に行けなかったら病んじゃうかも…」と心配そうに見ていた7Rは、終3角で木村の圧勝がほぼ確実になる展開。それでも最後まで気を緩めず、ゴールの瞬間に「ヨシ!」とガッツポーズ。健康な精神状態をキープできた。 桑原以外は全員が東日本で、目標も不在となった戦い。厳しい戦いだが、唯一の九州勢として意地を見せたい。