“働くクルマ”も電気で動く時代。ボルボの電動中型ショベルカーが日本上陸
ボルボの電動建設機械は世界で10モデルが活躍中
ボルボの電動建設機械はグローバルでは10モデルをラインナップしており、2030年までに全製品の35%を電動化する計画を発表している。上述のとおり、日本では2023年に電動ホイールローダー「L25H ELECTRIC 」と電動コンパクトショベル「ECR25 ELECTRIC」を導入済みであり、後者は国土交通省が新設した「GX建設機械認定制度」の認定も取得している。 【GX建設機械認定制度」とは?】 建設施工現場における電動建機の普及を促進し、脱炭素化を図るため、国土交通省は2023年10月17日より「GX建設機械の認定制度に関する規定」を策定。電動油圧ショベルおよび電動ホイールローダーの2機種の電動建機に対してGX建設機械認定の適用を開始した。2024年4月現在、 竹内製作所、小松製作所、コベルコ建機、タダノなど大手建設機械メーカーの16機種が認定を受けている。ボルボECR25は日本販売代理店である山崎マシーナリーを介して認定されている。 バスやトラックを始め、働くクルマの世界にも電動シフトの波が押し寄せている。非電化路線の鉄道や船舶用の燃料電池や水素燃焼エンジンの開発も進んでいるようだ。身近な乗り物は気がつけば電気で動いている時代は、すでに目前に迫っているのかも知れない。