不登校支援ポータルサイト開設 情報を一元化、ワンストップでアクセス可能に 福島県いわき市教委
福島県のいわき市教委は、不登校支援ポータルサイトを開設した。市教委や関係機関などが発信している相談窓口や多様な学びの場に関する情報を一元化し、保護者らがワンストップで必要な情報にアクセスできる環境を整えた。不登校児童生徒数は市内でも年々増加しており、多様で充実した支援につなげる。 サイトには、市総合教育センターに設置されている不登校の相談窓口や市内小中学校での支援内容、校外の学びの場や子どもの居場所に関する情報などを掲載している。市内の民間フリースクールの情報も載せている。オンラインで学べる文部科学省の学習支援サイトにもアクセスできるよう整備した。 これまでは市教委や市こどもみらい部などがそれぞれ支援内容を発信しており、児童生徒や保護者は内容を個別に確認する必要があった。情報の一元化により各施策を幅広く知ってもらい、子どもたちの状況に適した支援につなげる。サイトにはQRコードからアクセスできる。
服部樹理教育長は「このサイトを見れば市内の不登校支援策がわかるようにした。今後も内容を充実させていきたい」と述べた。 (いわき版)