スマホで見る「地域限定アニメ」、富山で人気
「コンテンツツーリズム」の画期的な事例
「n次創作観光 ―アニメ聖地巡礼/コンテンツツーリズム/観光社会学の可能性」などの著書がある奈良県立大の岡本健専任講師(観光社会学)は、「コンテンツの特色はデジタル化し、ネットワークに載せることでどこでも視聴が可能なところですが、『恋旅』の取り組みは、あえてその逆を突き、特定の地域の景観や文化に囲まれてコンテンツを視聴するという新しいスタイル。コンテンツをきっかけに、より地域や、物語を深掘りすることにつながるのでは。コンテンツツーリズムの画期的な事例で、今後の展開が楽しみ」と指摘しています。 アニメと地域活性化がリンクした例は、ほかの地域でも見られます。人気アニメ「けいおん!」の舞台となった滋賀県豊郷町では豊郷小に多くのファンが詰めかけ、「らき☆すた」の埼玉県久喜市の鷲宮神社では参拝客が急増、グッズの売れ行きも好調です。