巻き返すモナコの「地獄のコンビ」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
ファルカオに取って代わる、新たなFWふたりの働きで
14節までにベン・ヤーデル(左)が挙げた9ゴールのうち、スリマニ(右)からのアシストが4つ。モナコの「地獄のコンビ」が猛威を振るっている。(C) Getty Images
開幕ダッシュに失敗し、巻き返しを図るモナコにあって輝きを放っているのが、ともに新戦力の2トップだ。片や得点ランク、片やアシストランクで最上位というこのホットラインには、早くも「地獄のコンビ」の称号が。(文:フランソワ・ヴェルドネ/訳:結城麻里 2019年12月5日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック フランス』を転載) ―――◆―――◆――― スタッツというのは時に“だまし絵”のようになる。特定のデータだけで良し悪しを判断すると、現実を見誤りかねないからだ。今シーズンはASモナコがその好例となっている。 リーグ・アンの得点ランキングを見てみよう。13節終了時点で9ゴールを記録し、ランクのトップに立っているのはモナコのウィサム・ベン・ヤーデルだ(リヨンのムサ・デンベレとトップタイ)。パリ・サンジェルマンのマウロ・イカルディ(6ゴールで6位タイ)
本文:4,574文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。