カープ常広投手「収穫の侍戦」、フォークで奪三振…日本代表相手に
宮崎県日南市で行われている広島東洋カープの秋季キャンプで、新人の常広 羽也斗はやと 投手(23)が首脳陣にアピールしている。5日には国際大会「ラグザス プレミア12」(読売新聞社など協賛)に出場する日本代表「侍ジャパン」との練習試合で先発し、2回無失点と好投した。 立ち上がりは制球が乱れがちで、二回には先頭打者に安打も許した。だが、次打者を併殺に打ち取ると、続く北海道日本ハムファイターズの 五十幡(いそばた)亮汰選手(25)を得意のフォークボールで空振り三振に仕留めた。「いいボールも悪いボールもあった。今後につながる投球だった」と振り返った。 【図表】カープが指名した選手
今季、青山学院大からドラフト1位で入団。調整の遅れなどから開幕は二軍でスタートし、一軍初昇格は9月までかかったが、横浜DeNAベイスターズ戦でプロ初先発初勝利を飾り、能力の一端を示した。来季は先発ローテーション入りが期待される。 秋季キャンプでは筋力や体力の向上をテーマに掲げる。紅白戦やフリー打撃などで打者に投げる機会も多く予定されており、「いい準備をして、実戦で結果を出す」と力強く語った。