引越し後の生活が整う”戦略的”荷ほどきとは? 東大卒整理収納アドバイザーが徹底解説!【米田まりなさん連載】
家具・家電は一気にそろえず、レンタルの活用で段階的に
荷解きもそこそこに、「週末に家具・家電を買いに行こう!」と浮足立っている方は要注意。丁寧に進めれば、荷解きにも一定の時間がかかるはずです。家具・収納グッズを買うのは、荷物の定位置が一通り決まり、何が必要かニーズが分かった頃で十分。数週間であれば、収納家具がなくとも、紙袋や箱で代用して保管することで問題ありません。 高額な家具・家電の購入は、意思決定に労力を使いますし、店舗に足を運べばあれこれ欲しくなってしまいます。購入後に部屋に運び込んで、「なんだか部屋が狭いな」と後悔しても後の祭り…。大きな買い物は、部屋と心が落ち着いた引越し1カ月後以降に後ろ倒しするのが賢明です。 家具・家電レンタルサービスを試そう 大きな買い物を後ろ倒しする際の強い味方として、レンタルサービスを活用しましょう。 家具レンタルサービスの「CLAS」では、洗濯機・冷蔵庫、デスク・オフィスチェア、ダイニングテーブル・チェアセットなど、新生活に最低限必要な家具・家電を低価格でレンタルできる「新生活セット」を提供しています。「ソファを買うか迷っている」「食洗機はあった方が便利なの?」など、新生活を機に試してみたい家具・家電も、レンタルなら気軽に一歩踏み出せますよね。 大きな家具から小さな雑貨、ネット上のサブスクサービスまで、新生活をよくしようと財布のひもが緩みがちな引越し直後ですが、お得情報を見つけても引越し直後の1カ月間は、ものをとにかく増やさないことを意識します。 近所のスーパーやドラッグストアを視察がてら、トイレットペーパーやお菓子など、いつも以上に買い込んでしまうことも。まずは、前の家から持ってきたものの整理に意識を集中させて、暮らしが最低限回りはじめた頃に「暮らしをより良くするために必要なものは何か?」を考える二段階戦法でいきましょう。大型のショッピングモールに行くのは、ある程度生活が落ち着いてからでも遅くないですよ。