【小泉恵未コラム】香港取材、トップトレーナー3人の会見に感心… 国枝調教師、池江調教師、さすがです
香港取材3日目、あっという間の金曜日です。朝の調教の様子はインスタグラム(@koizumi_emi)ご覧ください。6日は午前10時30分からエイダン・オブライエン調教師や、国枝調教師、池江調教師の会見が行われました。 香港マイルに出走するソウルラッシュについて池江調教師は「例年に比べて馬場が軽いと感じた。京都競馬場と似たような芝のコンディション。マイルCSの走りができれば、おのずと良い結果が出るのではと思っている。輸送も問題なくクリアできて、1週間前日本でチェックした時と変わらぬ状態にあると感じた」と話しました。昨年は4着だったことを聞かれ「ソウルラッシュは昨年よりいい末脚を使える。昨年は作戦ミスで読みが外れて4着だが、今年はしっかり作戦を練って昨年以上の結果を出したい」と意欲を見せました。 香港ヴァーズに出走するステレンボツシュについて国枝調教師は「精神的にも肉体的にもトータルでベストコンディションだ。(13番ゲートについては)もう少し内が良かったが、モレイラ騎手は地元での経験値があるので、彼の手腕に任せたい。調教にも乗ってもらったが、既に勝利への自信を見せてくれている」とモレイラ騎手に託します。課題となるスタートについては、香港ルールにより、その場の騎手判断でゲートボーイが付けられるそう。彼がゲートボーイを付けるか否かも注目です。 そのステレンボッシュと対戦するのがエイダン・オブライエン調教師率いるルクセンブルクとコンティニュアス。中でもルクセンブルクに対するコメントが印象的でした。「昨年(香港カップで2着)はもしかしたら間違ったレースに出走させたことで負けてしまったのかもしれない。ヴァーズの2400メートルの方が合っていたように思う。前走は非常にいい走りを見せてくれて、おそらくこれまでで一番いい走りだった。2400メートルへの適性も見られたので、昨年の判断が正しかったかどうか、それを確認することになる。今のところ、いい状態できている」と前向きに話しました。 3人は、海外にも会見にも非常に慣れているトップトレーナーです。ポイントを押さえつつ、フリートークもさばけるところがさすが。メモが取りやすい、記者にもうれしい会見でした。書き切れなかったエイダン・オブライエン調教師のお話は、日曜日のネット記事と紙面「コエミの主役はあなた」でご紹介します。(フリーアナウンサー)
中日スポーツ