今季で引退の浦和FW興梠慎三 現役ラストマッチへ「最後は楽しんで、勝利にこだわって…」8日新潟戦
浦和は3日、さいたま市内で8日のホーム・新潟戦に向けた練習を報道陣や一般に公開した。 今季限りで引退する38歳のFW興梠慎三が現役ラストマッチでの必勝を誓った。今季最終戦へ向け「退団する選手もいるし、俺とウガみたいに引退する人もいる。もうこのメンバーでやることはないので、最後は楽しんで、勝利にこだわって勝てるように。今シーズンは順位は悪いが、最低限この最終節は勝って終えたいと思う」と笑顔で語った。 前節・福岡戦では6月のC大阪戦以来の出場を果たした。チームについては「一年間通して、やっぱり立ち上がりに完全に相手に支配されて、後半立て直すという試合展開が多かった。そういう意味では最初の20分ぐらい押し込まれるのではなく、自分たちから攻撃して攻めるというのは必要だと思うし、それが福岡戦ではできていたとは思う」と話した。 興梠の通算168得点は大久保嘉人に次ぐ歴代2位。「自分が点を取ることが期待されていると思うが、強く点を取ろうと思いながら試合に臨むと空回りしちゃうので平常心でやる。チームが勝てれば誰が決めてもいい」。3月の湘南戦以来のゴールへ自然体を強調した。 1日には札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督が監督業からの引退を示唆。長く指導を受けたペトロヴィッチ監督を尊敬している興梠は「ミシャは多分終わると思う。凄く寂しいが、大丈夫。あとは引き継ぎます、僕が」と力を込めた。