道着着用MMAならではの攻防、禁止技解禁でスリリングな攻防の柔術、バーリトゥードでは素手のパンチで立ったまま失神【ROMAN】
そして「あの日絶たれてしまった世界線をもう一度、みんなで探しに行く旅をしたいなと思って、同志たちに声をかけて。まだ数は少ないですが、そういう素晴らしい理念を持った人間が今日ここに集ってくれたと思っている。最高の選手たち、最高のスタッフが揃ってくれた。もちろん、この旅はすごく長い旅になると思うので、すぐに認められたり、すぐにものすごい価値を生み出すことはないかもしれないが、僕の中では後輩や子どもたちに“この価値を作ったのは僕たちなんだよ。最初の大会に出たのは僕たちなんだよ”と語れるような、そういう日本と世界に誇れるようなイベントにしていきたいと思っている。僕が最初に総合格闘技の修斗のジムに入った時、後楽園ホールには良くも悪くも格闘技が好きな人、やっている人しかいなかった。今日はそういう高い純度の人たちがここに集まっていると感じる。これからもちろん、この団体を価値あるもの、大きいものにしていくが、その中でいろいろな人のいろいろな考え方も入ってくる。ただ今日はっきり言えるのは、今日が一番純度が高い大会だと思うので、格闘技が好きという気持ちと新しい分野を切り開いてやるんだというフロンティアスピリットのある人間たちで第1回大会を開催できたことを幸せに思う」などと続けた。
ROMAN JIUJITSU(ROMAN柔術ルール)では第1試合の渡部修斗(FIGHT LYNX)がクロスガードされた際に対戦相手の橋本真吾(ALMA FIGHT GYM HOMIES SHIMAZILIANS)を持ち上げ叩きつけるなど、早速スラミングのシーンも。また第3試合の寒河江寿泰(寿 柔術)と第4試合の森戸新士(LEOS / 藤田柔術)はヒールフックを狙うなどスリリングな攻防を見せた。 ROMAN COMBAT(道着着用MMA)では第6試合で小松凌介(吉本興業)が下になった体勢から襟を取り絞め上げ、逆十字絞で大西真矢(Me,We)を落として一本勝ちを収めるなど、通常のMMAではなかなか見られないフィニッシュを見せた。 R.O.M.A.RULES(旧バーリトゥード)で行われたメインイベントではミャンマーラウェイの元王者・渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)がウィル・チョープ(The Kill Team)を素手の右ストレートで立ったまま失神させる壮絶なKO勝ちを収めた。
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