石川知事「消極的な思い本音」 補正予算の誘客促進策に
石川県の馳浩知事は3日の記者会見で、2024年度第2次補正予算案に能登半島地震の復興事業として観光誘客促進策を盛り込んだことに関し「観光振興となると消極的な思いが本音だが、能登半島を復活させ、帰れる故郷にしていく観点で取り組む」と語った。 馳氏は、厳しい生活が続く被災者の状況を踏まえ「観光客にどうぞたくさん来てくださいという気持ちにはあまりならない」と言及。同時に「観光をなりわいとしている方々への支援が私の使命だ」と述べた。 県は補正予算案で、能登空港を利用した復興応援ツアーなどに1400万円、修学旅行誘致に向けた取り組みの検討に200万円をそれぞれ計上した。