【解説】ネコの経済効果「ネコノミクス」もすごい!“史上最高値”の約2兆5000億円 長寿化で?飼育頭数も最多に【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
22日、日経平均株価が史上最高値を記録しましたが…実は、「ネコ」の経済効果もすごいんです。2月22日は「ネコの日」ということで、今回の#みんなのギモンは「ネコノミクスも史上最高値?(しじょうさいたかニャ?)」をテーマに、次の2つのポイントを中心に詳しく解説します。 ●ネコバブルの理由は…「長寿化」? ●“元祖” ネコブームは平ニャン時代?
■2024年の「ネコノミクス」…経済効果は“史上最高値”の約2兆5000億円!
今月、関西大学の宮本名誉教授が「2024年のネコノミクス」を公表しました。それによると、今年のネコによる経済効果は「約2兆5000億円」と推計されました。前回の試算を約5000億円大幅に上回り、「史上最高値」となりました。 宮本名誉教授によると、去年の阪神タイガース「セ・リーグ優勝」の経済効果が約872億円ということで、ネコノミクスに匹敵するには「29回」リーグ優勝しなければならない、ということです。 「アレ」ブームを巻き起こした“虎”も、ネコの経済効果には、しっぽを巻くしかなさそうです。
■イヌより「ネコ」!…約900万頭に増加 「飼いやすさ」などが影響?
まず、ネコとイヌの飼育頭数(グラフ)をみていきます。 2014年に、ネコがイヌを逆転すると、その後はネコが大きく引き離し、去年はネコが最多の「約900万頭」に達しています。 なぜ、これだけ差が開いているかというと…主に3つの理由が考えられます。
まず、ネコの「飼いやすさ」があげられます。散歩に連れて行く必要がなく、費用もイヌほどかからないということ。 さらに、「住宅事情」もあります。夜に吠えるなどが心配なイヌに対して、ネコの方が苦情の心配が少ない、ということです。
■飼育頭数が増えているのは、ネコが長生きだから? なぜ長寿化?
ネコを飼う人が多い理由として、もう1つあげられる意外な理由が「長寿化」です。 実は、日本では、人間の人口も減っているので、「新たにネコを飼う人」というのは頭打ちで、むしろ減少傾向にあります。それでも飼育頭数が増えているのは、ネコが“長生き”になっているからだ、ということなのです。 では、なぜ、ネコが長寿化しているのか、その理由は――? ペットフード協会によると…「イエナカ」、つまり室内でネコを飼う人が増えているため、事故や病気の心配が少なく、寿命が長くなる。 さらに、「ペットフード」…最近はペットフードの栄養が豊富で、子ネコ用・高齢用など細かく種類が分かれていることも長寿化の理由の1つ、ということです。