代理人を立てて臨戦態勢だが…朗希は23歳でメジャーも「28歳 岡本和真」はいつ海を渡るのか
プロ野球のロッテからポスティングシステムを使ってメジャーリーグに挑戦する佐々木朗希(23)。 ″令和のお騒がせ怪物″佐々木朗希 二軍施設で練習後の姿を発見! 11月17日、ファン感謝デーに参加して球団やファンへの感謝を述べたあと「これまでいただいた熱いご声援、厳しい激励もすべて力に変え、アメリカで頑張ってきます」と決意を語った。 「今年12球団で最後に契約更改を済ませたことや日本プロ野球選手会から脱退していたことなどから、今季が終わったら海を渡るんだろうなというのは多くの人が感じ取っていたことでしょう。 選手や監督経験者に聞いても選手会を脱退することには首をかしげる人が多かったです。『日本のプロ野球に未練なしってことなんでしょ』『いろいろと面倒くさくなっちゃったのかな』といった意見もありました」(スポーツ紙記者) 佐々木は海外を含めたFA権を取得していない。メジャーリーグで投げるためにはロッテがポスティング移籍を認める必要がある。 プロ5年目の25歳未満なので「25歳ルール」に引っ掛かり、契約金や年俸の額がかなり制限され、ロッテに支払われる譲渡金はすずめの涙ほど。普通に考えればロッテが認めるはずがない。 「結局は球団が折れたということでしょう。ドラフト時にメジャー挑戦についての『密約』があったのではという話も根強くあります。来季のことを考えたら絶対に手放せない戦力ですから。 朗希の周辺にはアメリカ資本の企業が複数集まっており、関係者も含めて取り込み工作が行われていたそうです。朗希に海を渡ってもらえばそういう企業のビジネスチャンスが一気に広がる。 球団としては大坂冬の陣、夏の陣のようにどんどん外堀を埋められていったみたいなことですかね」(同前) 一方で、そんな佐々木をうらやましそうに見つめているのが巨人の岡本和真(28)だ。 メジャーリーグの公式サイトでは先日、今オフにメジャー移籍する可能性がある選手のひとりとして菅野智之投手(35)らとともにピックアップされたこともある。 「岡本はメジャー志向がとても強い選手です。実は今季に入ってから代理人もつけて臨戦態勢を整えてきました。 彼は海外FA権を持たず、メジャー行きには球団がポスティングを認める必要があります。しかし巨人はポスティングを『禁じ手』として捉えており、他球団に比べて容認のハードルは非常に高い。さらに、今オフは海外FA権を行使して菅野の流出が確実ですからね。投打の柱がともに出るというのは現実的ではない。そういった事情もあり、本人はむくれていると聞いています」(同前) ある意味で巨人は勝つために真っ当な判断をしたということになるのだろう。 「岡本本人にしてみればチーム事情は理解しているとはいえ、『なんで朗希は球団への譲渡金がないに等しいのに行けるのか』みたいなところでしょうか。 岡本の海外FA権取得見込みは’26年オフ。ポスティングを球団が認めるなら、もちろん来季にもチャンスはありますが……」(同前) 来オフにはヤクルトの村上宗隆内野手(24)が「25歳ルール」をクリアしたうえでポスティング移籍することが確実視されている。 「ポジションが重なっていることもあって岡本としては気になる存在なのは間違いないでしょう。今オフ、巨人は積極的にFA戦線に参戦しており、阪神の大山悠輔に大型オファーを出しているのは、来オフの岡本のメジャー流出を踏まえた動きではないかといわれています。しかし、全米野球記者協会所属で、数々の移籍情報をスクープしてきたフランシス・ロメロ記者は岡本のメジャー行きは『おそらく’26年まで待たなければならないだろう』と予想しています」(同前) より高いレベルでトライしたいと考えるのはトップアスリートなら当然のことだ。選手としての旬もある。岡本にとっていかにモチベーションを維持するのかが課題となりそうだ。
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