仙台の海水浴場14年ぶり海開き 津波時の避難場所確保
東日本大震災の津波で被災し遊泳禁止になっていた仙台市若林区荒浜の深沼海水浴場が15日、14年ぶりに海開きした。周辺のかさ上げ工事などで、津波に備えた避難場所を確保して開設にこぎ着けた。青空の下、仙台市唯一の海水浴場には、家族連れや若者が訪れ歓声を上げていた。 震災後、市は海抜10メートルの「避難の丘」を整備したが、2022年に宮城県が公表した津波浸水想定で高さ不足と判明。避難の丘をかさ上げし直しているほか、近くにある震災遺構・荒浜小を活用して計約2千人分の避難場所を確保した。 深沼海水浴場の開設は8月18日まで。