第２戦に備え、試合前にキャッチボールで調整するパドレス・ダルビッシュ. (AP)

ナ・リーグ、地区シリーズ第1戦（ドジャース7－5パドレス、5日、ロサンゼルス）パドレスのダルビッシュ有投手（38）は6日（日本時間7日）の地区シリーズ第2戦に先発登板する。第1戦の試合前に公式会見に臨み、終始、落ち着いた口調で意気込みを語った。 「トップレベルに強いチームなので、パドレスとしてもサンディエゴとしても、ドジャース、ロサンゼルスに勝ちたいという思いがある」 ゴロ捕球やキャッチボールなど通常のルーティンをこなし、登板に備えた。チームは一回に主砲マチャドの左越え2ランなどで3点を先制するなど2度のリードを奪ったが、逆転負け。負ければ王手をかけられる一戦で、日米通算203勝を誇る右腕がマウンドに上がる。 ドジャース戦はレギュラーシーズン通算15度の登板で防御率2・27。ポストシーズンでは2022年の地区シリーズで、5回3失点で勝ち投手になった。今季の同カードは3試合で1勝0敗、防御率1・72。最後の対戦が5月12日と4カ月以上、空いたことを前向きに捉えた。 「（ドジャース打線はしばらく）自分の球筋を見ていないでしょうし、そういう意味ではちょっと有利だと思います」 大谷との対戦成績は今季5打数1安打。注目される対決について問われると「大谷君だけでなく他にも素晴らしい選手がいる。一人一人、集中して投げたい。（大谷）一人に対して、どうとかはないです」と冷静に話した。パドレスは2年前も第1戦を落としたが、第2戦に先発したダルビッシュから3連勝。その再現を狙う。（山田結軌）