イスラエル軍、ベイルート南郊を空爆 停戦に悲観的見方も
[ベイルート 1日 ロイター] - イスラエル軍は1日午前、レバノンの首都ベイルート南郊で住民に退避命令を出した後、一連の激しい空爆を行った。 現地のロイター記者が伝えた。人口密度の高い都市部への攻撃はここ数日で初めて。 イスラエル軍は親イラン武装組織ヒズボラの拠点を標的にしていると主張した。 ブリンケン米国務長官は10月31日、イスラエルとレバノンが国境での平和維持を目的とした国連安保理決議の履行に必要な事項について理解を深めつつあるとの見解を示したが、停戦に向けた米国主導の外交政策はまだ実を結んでいない。 レバノン当局者やアナリストは、イスラエルを訪問していた米国のアモス・ホクスタイン特使がベイルートに向かわないとの報道を受けて先行きに悲観的な見方を示している。