2年前に来日のフィオレンティーナMFボーヴェがインテル戦で倒れて救急搬送も意識を取り戻す…試合は延期に | セリエA
【欧州・海外サッカー ニュース】フィオレンティーナに所属する22歳のMFエドアルド・ボーヴェが、日本時間2日のセリエA第14節フィオレンティーナ対インテル戦(のちに延期が決定)の試合途中で意識を失い、救急搬送された。 【動画】2年前に来日した当時20歳のエドアルド・ボーヴェ
昨シーズンのセリエA王者インテルと勝ち点「28」で並ぶフィオレンティーナによるセリエA第14節の上位対決において、ラウタロ・マルティネスのゴールを巡り、VAR判定が行われていた17分、フィオレンティーナのエドアルド・ボーヴェが突如、ピッチへと崩れ落ちた。意識を失ったボーヴェは、周囲を囲んだ選手たちが盾となって見守る中で救命措置を受け、フィレンツェ市内のカレッジ大学病院へと救急搬送され、試合は延期が決定された。 その後、フィオレンティーナとカレッジ大学病院が声明を発表し、一命をとりとめたことを伝えている。 「フィオレンティーナ対インテル戦において、ピッチで意識を失い、救命措置を受けたエドアルド・ボーヴェは現在、集中治療室に搬送され、鎮静剤の投与を受けている。ヴィオラの選手は、救急病院へ到着した時、血行動態の面で安定しており、直後の心臓や神経系の検査において、中枢神経系および心臓呼吸器系への大きなダメージはなかった。エドアルド・ボーヴェは、24時間以内に再度、診断を受ける予定となっている」 『DAZN(ダゾーン)イタリア』の中継でピッチリポーターを務めたトンマーゾ・トゥルチ記者は、「呪われたフィオレンティーナ対インテル」と振り返ると、ボーヴェに異変が起きる前、デンゼル・ドゥンフリースと接触していたことや、破れたユニフォームを交換した際、脇腹を押さえていた様子だったことを伝え、「この影響がどれほどあったかは分からない」とコメントしたほか、「カレッジの病院へ到着した時には、意識を取り戻し、自発的に呼吸していた」と報じた。 また、ボーヴェが入院したカレッジ大学病院には、フィオレンティーナの選手や幹部らが訪れ、その後、帰宅したことから、トゥルチ記者は「楽観視させられる」と安堵した様子を見せた。フィオレンティーナのファンも、病院の前に「フォルツァ・エドアルド。フィレンツェは君のそばにいる」との横断幕を設置し、22歳MFの無事を願った。