「耳からネズミが化けて出てきて それと対戦していた」金属バットで友人の頭が平らになるまで殴り続けた 覚醒剤使用で不起訴処分から一転、男は法廷に立った
「犯行様態は、金属バットを用いて、頭部等の急所を含め、全身に出血を伴う損傷や骨折が生じるほど、強い力で多数回殴ったというものであり、強固な殺意に基づく。危険で残忍な犯行である」 裁判所は、殺意と責任能力について、検察側の主張を支持した。 「被告人が心神耗弱の状態にあった点は、被告人に対する非難を相当に弱める事情である。ただ、精神障害は覚せい剤使用による前科を有する被告人が、自らの意思で覚せい剤を使用したことにより招いたものである点も考慮すべきである」と付け加えた。 静岡地裁沼津支部は男に、懲役7年の判決を言い渡した。 男は判決を不服として東京高裁へ控訴したが、一転、控訴を取り下げ、刑が確定した。 【今、薬物に関して悩みを抱えているという方へ】 各都道府県に設置されている精神保健福祉センターなど薬物乱用防止の相談窓口にご相談ください。
静岡放送