ふくふく懇「福岡城天守の復元的整備を迅速に進めるべし」
九州朝日放送
福岡城跡に天守を復元するかどうかについて検討していた懇談会が20日、会見を開き「復元的整備を迅速に進めることが適切」と提言しました。 「やっぱり天守があるからお城に行くんであって、その天守という存在は、特に子どもたちが育っていく上で大事なものである」 会見したのは専門家や有識者などで構成された「福岡城天守の復元的整備を考える懇談会」(=ふくふく懇)です。 これまで6回にわたる検討や市民アンケートなどを経た結論として、「福岡城天守を地域のシンボルとして復元することは、大きな意義がある」としました。 福岡城の天守閣は、元々無かったと考えられていましたが、「建築されたあと破却されたものとみられる」としています。 また、復元には資金調達や工事手法など課題があるものの、民主主義的プロセスを経て復元が決定された暁には、市民挙げての目標になっていくことが望ましいとしました。 ”懇談会”は、今回まとめた復元的整備に関する提言を福岡市に報告し、文化庁と建設主体である福岡市との協議の中で、生かして欲しいと話しています。
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