バイエルンMFミュラーが語るコンパニ新体制によるチームの変化 「何かを掴みに行こうとする感覚がある」
覇権奪回が至上命題
2011-12シーズン以来の無冠に終わった昨季終了後にトーマス・トゥヘル前監督が退任したバイエルン・ミュンヘンは、ヴァンサン・コンパニ監督を新たな指揮官として招聘し、新シーズンでの巻き返しを狙っている。 フロントが伊藤洋輝、ジョアン・パリーニャ、マイケル・オリーセといった新戦力を夏の移籍市場で獲得する一方、コンパニ監督も練習中に選手達と積極的にコミュニケーションを取りつつ全員に強度の高いプレイを要求するなど早速独自色を示していて、バイエルンは覇権奪回に向けてクラブ全体で改革に取り組んでいる。 こうした変化を同クラブのレジェンドであるトーマス・ミュラーも感じているようだ。ミュラーは、自身の会員制ファンクラブ内で発表したメッセージの中で、バイエルンの現状について触れている。 「僕は、チームとクラブ全体に何かを掴みに行こうとする感覚があるのを感じている。新しい監督とコーチングスタッフのもとで新鮮な空気が流れているんだ。チーム内にも緊張感のある競争が存在している。僕個人について言うと、無冠だったシーズンの後だけに、わくわくするような気持ちがとても強い」 今後、バイエルンは韓国遠征からドイツに戻り、16日(現地時間)に新シーズン最初の公式戦であるウルムとのDFBポカール1回戦、そしてその9日後の25日にはヴォルフスブルクとのブンデスリーガ開幕戦を控えている。残された準備期間は決して多くはないが、バイエルンとしては結果と内容の両方で周囲の期待以上のものを示し、オフシーズン中のチーム改革の成果を見せたいところだろう。
構成/ザ・ワールド編集部