美人モデルボクサーがまた仰天計量パフォーマンス
プロ6戦目でOPBF東洋太平洋女子Sフライ級1位のカイジョンソン(31歳、竹原&畑山)と対戦する(24日・後楽園)モデル女子ボクサー、高野人母美(27歳、協栄)が23日、後楽園で行われた前日計量で恒例の仰天パフォーマンスを見せた。レンタルで、2メートル弱のニシキヘビ「ダニーちゃん」を借りてきてマフラーみたいに首に巻いて登場した。 「ボクシングって勝負、生き物じゃないですか。ヘビも生き物。ここで、怒って噛まれるかもしれないし、どうなるかわからない。そのイメージでヘビを選びました」。スタミナアップのためにヘビの生き血や粉末などを飲んでいる。そういうつながりもあって、まるで悪役プロレスラーのようにヘビを持ってきた。しかも「ヘビが目立つように」と、金色のレオタード。美女と野獣ではなく、美女と爬虫類。ニシキヘビは4キロあって、当然のごとく、リミットオーバーとなり、ヘビとレオタードを脱いで再計量となったが、今度は、ガムテープをブラがわりに胸を隠すというセクシーパフォーマンス。 対戦相手のカイジョンソンというリングネームの日本女性ボクサーも、黒いゴミ袋をガウン代わりに着て対抗した。「私、テレビ番組のボンビーガールに出るくらいに貧乏なので、それをイメージしてゴミ袋にしました」。最近では、高野の計量パフォーマンスに負けまいと対戦相手もあの手、この手で張り合ってくるので面白い。「真剣勝負のボクシングを冒涜している」という批判の声もあるが、プロのエンターテイメントとしては、ありだと思う。 さて、スーパーフライ6回戦で行われるこの試合は、高野にとっては、初の格上相手となる。「自信のつく勝ち方をしたい。失いものがないから捨て身でいきたい」。港区の自宅から新宿の協栄ジムまで約30分かけて自転車通勤して、スタミナを強化してきた。アンダーウォーマーのアスリート専門のトレーニングジムでも汗を流してフィジカルも鍛えた。カイジョンソンは、左ジャブから右ストレートのコンビベーションで組み立てていくオーソドックスなスタイルのボクサーだが、ストレート系のパンチでの差し合いになれば、リーチで勝る高野が有利。このチャレンジマッチをクリアすれば、東洋タイトルマッチも見えてくる。話題先行型の美人モデルボクサーが、その実力を試される段階に入ってきた。