脇元華「チャンスが広がった」降雨中止54ホール短縮でツアー初Vへ前向き TOTOジャパンクラシック
◇米女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第3日(2024年11月2日 滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72) 国内唯一の全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦で、日本女子ツアーも兼ねるTOTOジャパンクラシックは第3ラウンドが降雨及び午後からの天候悪化に伴う安全面を考慮し中止となった。競技は54ホールに短縮となる。 第2ラウンドを終えて通算13アンダーで単独首位に立っている脇元華(27=GMOインターネットグループ)は、ツアー初優勝を見据え「(残り)18ホールになってチャンスが広がったというか、増えたかな」と前向きに受け止めながら「良い中止という気持ちと、4日間やり切りたかった気持ちもあるので複雑」と率直な心境を明かした。 前日のラウンド後はコースのレストランで食事を取り、体のケアをして「(第3日も)やるつもりで準備して寝た」。2日間首位に立っているが「夜は爆睡でした」。8時間ぐっすり眠れたという。 中止の決定は「ベッドの中で知った」。起床して準備をしようとしていた時にトレーナーから連絡が入った。練習場に行くつもりでクラブをピックアップするために午前9時半ごろ、コースに立ち寄り取材に応じた。 2打リードで最終日を迎える脇元は「明日も伸ばし合いになると思う。グリーンも今日の雨で止まりやすくなる。そのピンをデッドに狙っていけるショットをつくりつつ、パットもショートしないように全部オーバー目で打っていきたい」と攻める覚悟を口にした。 首位タイで最終日に臨んだ今年8月のニトリ・レディースでは、73とスコアを落とし8位に終わった。「ニトリぶりくらい、久々の首位争いで、しかも海外との共催の試合だけど、そこまで気負っていない。楽しみたい気持ちが強い」。残り18ホールもマイペースで回り終える。