【レンジローバー初のEV】予約1万6000台超えの大注目EV「レンジローバー エレクトリック」が年内にも正式発表か!? 最終テストの模様を公開!
英国のジャガー・ランドローバー(JLR)は、レンジローバー初の電気自動車(EV)として開発が進められている「レンジローバー エレクトリック(RANGE ROVER ELECTRIC)」の最終テストの模様を公開した。「レンジローバー エレクトリック」の正式発表は2024年内と言われている。 ⇒【写真】予約1万6000台超えの大注目EV「レンジローバー エレクトリック」を詳しく、画像を見る
オフロード界のベンチマークであり続けるレンジローバー
「レンジローバー」は、高度なテクノロジーと走破能力で世界のオフロード界をリードするランドローバーのプレミアムブランド。1970年の初代レンジローバー誕生以来、そのモダンなデザイン、コネクティビティ、洗練されたインテリア、ラグジュアリーな走りで、オフロード界のベンチマークであり続けている。 そのレンジローバー初の電気自動車「レンジローバー エレクトリック」は、すでに定評のある現行のガソリンモデルを上回る低グリップ路面でのパフォーマンス、路面における走破能力を実現すべく、自社開発のバッテリーと電気駆動システムを搭載する注目のモデル。 現在は今年2024年内の正式発表に向けて開発が進められている段階だが、昨年2023年12月にはティザー画像と映像を公開すると同時に特設Webサイトで優先予約の受け付けを開始し、1万6000台以上の申込があったことでも大きな話題となった。
世界中のあらゆる過酷な温度環境下で走行テストを実施
そんな中、今回は極寒の北極圏での低温評価試験の模様が公開されて注目を集めている。 レンジローバーが新たに開発を進めているオール電気駆動システムは、ABSユニットのみに頼る従来のトラクションコントロールとは異なり、ホイールスリップの制御を個々の電動ドライブコントロールユニットに直接配分し、各ホイールのトルク反応時間を約100ミリ秒からわずか1ミリ秒までに短縮しているのが特徴。 ホイールスリップを正確かつ迅速に制御するコントロールシステムは、あらゆる路面でトラクションを最大化し、レンジローバーならではのドライブエクスペリエンスを大幅に向上させると謳われている。 今回の北極圏テストでは、この新しいトラクション コントロール システムが凍結した路面やグリップの低い路面でも想定どおりの高いパフォーマンスを発揮。スタビリティコントロールやシャシと調和して洗練されたドライビングを提供することも確認されたという。 「レンジローバー エレクトリック」は、このマイナス40度という極寒の北極圏テストの後も、50度を超える灼熱の砂漠など世界中の過酷な温度環境下で走行テストを続け、さらに、ぬかるんだ泥濘地、滑りやすい岩場、一般公道などさまざまな路面下での試走も重ねられている。 ■ジャガー・ランドローバー エグゼクティブ・ディレクター/トーマス・ミュラー 「電気自動車のレンジローバーは、このモデルならではのラグジュアリーさ、洗練性、走破能力に、非常に静かな電気駆動システムを組み合わせることで、スムーズでリラックスした旅を実現します。私たちは、万全を期すために物理的なテストと開発プログラムを順調に進めており、『レンジローバー エレクトリック』の能力を極限まで高め、比類なきモデルとしてお客様に提供していきたいと思っています。」
文/近藤暁史 写真提供/ジャガー・ランドローバー・ジャパン
MonoMaxWeb編集部