W杯メンバー落選のテーブス海、「自分にしかできないプレー」で生き残りを目指す
6月11日、「日本生命カップ2024(北海道大会)」に向けての第2次強化合宿を行う男子日本代表(FIBAランキング26位)のメディアデーが開催。練習後、テーブス海(アルバルク東京)が囲み取材に応じた。 「FIBAバスケットボール ワールドカップ2023」では12人に残れず悔しさを味わったテーブスは「チームとして気合いが入っていますし、雰囲気も素晴らしいと思います。(パリ2024オリンピック競技大会の)メンバーに残れるように、合宿や強化試合でアピールしていきたいと思います」とコメント。「落ちた時も自分の役割は明確で、なぜ落ちたのか、何がダメだった」を理解していたという。 「前回は自分らしくないプレーをしてしまって、自分の持ち味であるサイズとスピードを出しきれませんでした。富樫(勇樹/千葉ジェッツ)選手、河村(勇輝/横浜ビー・コルセアーズ)選手が得意なプレー以外の部分でアピールしていかないと、差がつかないと思います。(前回から)何かを変えるというより、自分が3人目のポイントガードとして、自分にしかできないプレーを徹底しながらチームに貢献できたらと思っています。試合に出たらディフェンスから流れを作って、トランジションでどんどんペイントアタックしていくのが自分の役割。そこを徹底していきたいです」 2月の「FIBAアジアカップ2025予選」Window1では富樫、河村とともにコートに立つ時間帯もあった。「プレーの幅が広がった」と明かしたテーブスは手応えも感じたようで、「2人のプレーはよくわかっています。どの組み合わせで出てもペースが上がると思います。スピードのあるガード2人が出ると、相手からしたら嫌なのかなと。そこは武器にしていきたいです」と語った。 167センチの富樫、172センチの河村と比較し、テーブスは188センチの身長を誇る。「1on1のプレッシャー、ディフェンスでの状況判断がこのチームには必要。持ち味としてアピールしていきたいです」と、A東京で培ったディフェンスでも違いを見せる。
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