名護のシュワブゲート前に700人 「山を壊した」宮城島からの土砂搬出に抗議 辺野古新基地 沖縄
【辺野古問題取材班】辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議は7日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で「第46回県民大行動」を開催した。市民約700人(主催者発表)が参加したほか、県政与党県議や県選出国会議員ら出席し、新基地建設反対を訴えた。 【写真】「一部に『極左暴力集団』も確認」沖縄の県警本部長が反基地運動への見解問われ
集会では県内の平和団体の代表者らがマイクを握り、新基地建設や米兵による少女暴行事件に抗議した。 うるま市島ぐるみ会議の照屋寛之共同代表は、うるま市の宮城島で11月20日から始まった土砂搬出について「風光明媚(めいび)な山を壊した。考えられないことだ」と怒りの声を上げた。搬出が開始された当日、抗議行動の様子を報告した。 辺野古新基地建設を巡る抗告訴訟原告の金城武政さんは「新基地を巡る裁判は辺野古や二見以北の地域だけの裁判じゃない。県民が声を上げていかなければならない」と連帯を呼びかけた。 集会に参加した本部町の80代女性は「宮城島から土砂が搬出されたニュースを見たときはびっくりした。沖縄全体が基地にされないか不安になる。一日も早く基地をなくせるように抗議し続けたい」と話した。
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