「味の素®」の「上手な使い方」を公式に聞いてみた。意外と知らない驚きの活用法・レシピ
下味つけに冷凍食材の解凍時、減塩の実践まで。たくさんある「味の素®」の活用法
――「味の素®」の主な活用法を教えて下さい。 使い方はたくさんあるのですが、「味の素®」は料理の仕上げに使うことで味を整える役割があります。作った料理を一口食べて、なんとなく味が物足りないと感じるときってありますよね。ただ、醤油などの味が強い調味料を使うと、味の調節が難しくなってしまう……。そういったとき、塩や醤油の代わりに「味の素®」を使っていただくことで、料理全体のうま味が増して味が整います。 あとは「下味つけ」としての活用もできます。調理の前に振りかけていただくことで、食材が持つうま味を強めます。 それから、冷凍食材を解凍するときにも「味の素®」は役立ちます。冷凍された食材は解凍されて水分が出ていくのと一緒にうま味成分も出ていってしまうんです。そこで解凍するときのお水に「味の素®」を入れていただくと、損なわれたうま味成分を「味の素®」が補うため、本来のおいしさを保ったまま解凍ができますよ。 ――いろいろ活用の仕方があるんですね。 はい。さらには、減塩の実践にも「味の素®」は活躍します。 減塩って、いざやろうとしても味がおいしくないと続けるのが難しいですよね。でも、「味の素®」を活用すれば簡単にできるんです。醤油や味噌、塩を減らしても、「味の素®」を加えることでうま味が上がり、素材の味が引き立って、料理全体がおいしくなります。 実際どれくらい減塩できるかというと、当社で実験したところ、塩分がそのままの料理と減塩したものに「味の素®」を使った料理、同じくらいの味が実感できるものを比べたときにだいたい30%前後ぐらい減塩ができます。 ――それは助かりますね。 塩に含まれるナトリウム量と「味の素®」に含まれるナトリウム量だと、圧倒的に「味の素®」の方が少ないので、いつもより塩の量をひとつまみ減らした分、ほんの少し「味の素®」をプラスすることでおいしさを損なうことなく全体の塩分量を下げられます。 ――最後に、鈴村さんがお気に入りの「味の素®」の使い方があれば教えて下さい。 私は、お米を炊くときに「味の素®」をよく使っています。炊く前の、お米を水に浸した状態のときに「味の素®」を入れると炊きあがりの味が変わるんです。お米の甘味が引き立って、おいしくなりますよ。 あとは、バタートーストにかけるのも好きな方法です。最初に聞いたときは「合うの?」と疑っていたのですが、実際にやってみたらバターと「味の素®」の相性が良くてとてもおいしかったです。 「味の素®」は和食の味に合うイメージを持っている方も多くいらっしゃると思いますが、塩や砂糖と同じように香りがないので、パンやパスタなど、洋食の料理に使うのもおすすめです。 「味の素®」は基礎調味料なので、使い方は本当に無限大です。ぜひみなさまそれぞれの好みに合わせて、味のおいしさを楽しんでいただければなと思います!