仕事効率を上げる音楽の選び方4選【今日のワークハック】
音楽で生産性を上げられる日常の場面
毎日、朝起きてから寝るまでのタスクを全て思い浮かべてみてください。 朝の日課から家族の食事の支度まで、やるべきことがたくさんありますが、それら一つひとつを集中して行うのに音楽が役立ちます。 1. 起床時 往々にして、1日のなかで最もつらい作業が、単純に朝起きることであったりしますよね。やるべきことがあるのに、スヌーズボタンを押すことが習慣になっていませんか。 Spotifyとデイビッド・M・グリーンバーグ氏(博士課程在籍中)によると、最適な「目覚めの音楽」は、徐々に盛り上がり、明るく、強いビートの曲だと言います。実際、最も効果的なのはBPM(曲のテンポ)が100~130の曲です。 条件を満たすおすすめの曲として、例えば以下があります。 ・『On Top of the World』イマジンドラゴンズ ・『Viva La Vida(美しき生命)』コールドプレイ ・『Walking On Sunshine』カトリーナ&ザ・ウェイブス これらは、音楽に乗りながら朝の支度をするのにもぴったり曲です。仕事に出かける前の自信を高めてくれます。 2. 仕事をしながら 仕事をしながら聞く音楽によって気が散るか、集中力が高まるかは紙一重です。歌詞に意識がいってしまいがちなので、歌詞のある曲は避けたほうが良い効果を期待できるでしょう。 また仕事中には、音量を下げ、アップテンポな曲は避けるほうが良いです。 ある研究では、曲のテンポが速く音量が大きいと、仕事の効率が著しく低下することが分かりました。 上記の研究から、仕事中に聞く音楽の選択肢としてクラシック音楽が理想的であることが推測できます。 他の選択肢として、好きなサウンドトラックからのインストゥルメンタル(歌詞を含まない演奏のみの曲)や自然の音、さらにホワイトノイズなどがあげられますね。 重要なのは自分にいちばん合うものを見つけることです。歌詞があってもまったく気にならない人もいるでしょうし、逆にホワイトノイズがどうにも落ち着かないという人もいるでしょう。いくつかの選択肢を試しながら調整してください。 3. 家の仕事をしながら ここからが楽しいところです。掃除や料理、整理整頓など家の用事をしているときは、ただ心地良く、やる気の出る音楽の出番。 特に少しお疲れ気味といった場合には、エクササイズ用として定評のあるプレイリストを選んでみてはどうでしょうか。 もしくは、自分が好きなアップテンポな曲を全て集めたプレイリストを作っても良いでしょう。そう、ここでは歌詞は問題になりません。 4. 寝る前の準備 一日の終わりは、ゆったりと寛ぐ時間です。しかし、メールをチェックしたり、お気に入りのNetflixの番組の続きが気になっていたりすると眠りが妨げられるかもしれません。 このシチュエーションでも音楽は間違いなく役に立ちます。たとえば、赤ちゃんは好きな子守歌を聞きながら眠りに落ちることがよくあります。信じ難いかもしれませんが、これは我々大人にも当てはまりますよ。 ある研究では、寝る前に45分ほど音楽を聞いた人は、最初の晩から眠りの質が向上しました。 また別の研究では、不眠症の女性が寝る前に好きな音楽を聞いたところ、これを10日継続した後には、以前より早く眠りにつくことができるように。 夜の時間帯にはどのような音楽がいちばん良いでしょうか。眠りと音楽のジャンルに関する研究はそれほど多くなされていませんが、人の安静時の心拍数と合う、60~80 BPMあたりのテンポの曲を勧める専門家もいます。 クラシック音楽は就寝時にぴったりのジャンルと言えます。 ただ、クラシックはどうも好みではないという方は、たとえば以下のようなポピューラーソングを夜用のプレイリストに加えてみてはいかがでしょうか。 ・『Someone Like You』アデル ・『I See Fire』エド・シーラン ・『Skinny Love』バーディー ・『Fix You』コールドプレイ