日本初、ゴエミヨを3年連続で獲得した世界最高峰のタイ料理店が東京に移転オープン(東京・神保町)
〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
KHAO(東京・神保町)
2024年6月、神保町駅から徒歩1分ほどの場所に、「食べログ アジア・エスニック EAST 百名店」にも選出され名古屋・車道で人気を得ていたタイ料理店「ピッサヌローク」が、「KHAO」と名前も新たに移転オープンしました。店名はタイ語で「白」という意味。バンコクで出会って結婚したという、夫婦共にシェフの石山 公一氏と穂積 依里氏が世界最高峰のタイ料理を提供します。
石山氏は、バンコクの一つ星「ナーム(Nahm)」で修業した経験の持ち主。穂積氏はタイカレーの要であるさまざまなナムプリックゲーンをタイ現地で2年間学び、日本に帰国後も開業しながらタイカレーの研究を続けています。タイ現地に住んでいる時に、あまり冷蔵庫が普及していないことをヒントに、熟成させた素材こそがタイ料理の原点であることに気づいたようです。そこで、夫婦でオーセンティックなタイ料理を主軸に、更に進化させた料理を作っています。
日本タイ料理初の、ゴエミヨを3年連続で獲得した「ピッサヌローク」。今回東京に移転を決めたのは、日本タイ料理初のミシュランの星を獲得するためです。新店舗は階段を下りたところに、別世界が広がるイメージで地下の物件を探し、現在の場所に決まりました。内装は、できるところは自分たちで工事したそうで、愛情のこもった店内は、シックでお洒落に仕上がっています。グレーでまとめられた落ち着いた空間に、客席はカウンター8席です。
メニューは「おまかせコース」16,500円のみ。日本の豊かな食材を使った伝統的なタイ料理を提供します。コースは18時一斉スタートで、完全予約制。シグネチャーの「タイカレー(ゲーン)」は、石山氏自身が搾った生搾りのココナッツミルクを使用したカレー。ナンプリックゲーンもタイの石臼(クロックヒン)で穂積氏が丁寧に手作りしています。スパイスの深みある香りと、ココナッツミルクの生搾りならではの風味を楽しめます。