【写真：産経新聞社】

　シーズンオフに大きな話題を集めるのが、フリーエージェント（FA）移籍だ。球界を代表するような選手が権利を行使すれば、その動向に注目が集まる。一方、FA権取得者の中には地道に活躍を続け、チームに貢献してきた選手も少なくない。そこで今回は、今季中にFA権を取得した大穴候補を紹介したい。（※今季成績は8月4日時点）

石川柊太（福岡ソフトバンクホークス）

【写真：産経新聞社】

・投打：右投右打 ・身長／体重：185cm／88kg ・生年月日：1991年12月27日 ・経歴：総合工科高 - 創価大 ・ドラフト：2013年育成選手ドラフト1位 　争奪戦に発展する可能性を秘めているのが、2桁勝利2度の実績を持つ石川柊太だ。 　2013年育成選手ドラフト1位で福岡ソフトバンクホークスに入団すると、プロ3年目の2016年に支配下登録を奪取。 　2018年には先発、中継ぎの両輪で42試合に登板（16先発）。13勝6敗6ホールド、防御率3.60の好成績を残した 　2020年は先発ローテーションに定着し、11勝3敗、勝率.786、防御率2.42の活躍で投手2冠（最多勝、最高勝率）を戴冠。その後のシーズンも6勝、7勝と及第点の結果を収めた。 　昨季は8月18日の西武戦でノーヒットノーランを達成。シーズン全体では4勝8敗、防御率4.15とやや物足りない数字に終わったが、チーム最多の投球イニング（125回2/3）を消化した。 　今季は再び先発、中継ぎとあらゆる役割をこなしているが、一軍では現時点で9試合の登板にとどまっている。昨オフは単年契約で更改し、今年6月に国内FA権を取得。今オフの動向に注目が集まる。