6畳の部屋で毎日「22度」設定にしてエアコンをつけている暑がりの息子。電気代が高くならないか心配です…。
「夏場は家にいる間中エアコンをつけっぱなしにしている」という家庭もあるでしょう。その場合、電気代がいくらかかっているのか気になることもあるはずです。 特に暑がりの人だと、エアコンの設定温度を低くすることもあるかもしれません。「設定温度によって電気代が変わってくるのか」についても確認しておくと安心です。 本記事では、エアコンを1ヶ月使用したときの電気代を始め、エアコンの電気代を節約する方法についても詳しくご紹介します。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
エアコンを24時間使用したときの電気代は?
エアコンの1時間あたりの電気代は「消費電力(キロワット)×電力料金単価(円)×時間」で計算します。消費電力は商品によって異なるため、カタログなどで確認しておきましょう。今回の電力料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品 公正取引協議会が公表している31円/キロワットアワーを用いて計算します。 今回の事例では「6畳」の部屋でエアコンを使用することになっているため、適用畳数6畳、消費電力425ワット(0.425キロワット)のエアコンで計算していきましょう。 1時間あたりの電気代は「0.425キロワット×31円/キロワットアワー×1時間=約13円」となります。1日のエアコン使用時間ごとに、1ヶ月(30日と仮定)の電気代を表1にまとめました。 表1
※筆者作成 エアコンは起動してから部屋を設定温度まで冷やすときに最も多くの電気を使います。そのため、こまめに電源を入れたり切ったりすると、つけっぱなしにした場合よりも電気代が高くなる可能性があります。
エアコンの設定温度を22度から27度にした場合の電気代
エアコンの電気代を節約するためには、温度設定の見直しも必要になるでしょう。エアコンの冷房運転では設定温度を1度上げることで約13%の節約効果があるとされています。 環境省によると、冷房時のエアコンの設定温度は27度に設定している世帯が最も多いということなので、22度から27度まで設定温度を5度上げることで、消費電力量を約65%も削減できる可能性があります。 24時間つけっぱなしにした場合、1日の電気代は110円ほど、1ヶ月の電気代は3300円ほど安くなる計算です。