東電が新しい経営再建計画を発表(全文1)福島の責任を果たしていく
資産および収支の状況、連結業績見通しについて
10ページでございますが、こちらは本文の46ページ以降に、資産および収支の状況というのがございます。今回は、その稼働の時期と、稼働の機数によりまして、6パターン表示させていただいております。これは後ほど詳しく見ていただきたいと思いますが、2019年度、2020年度、2021年度ということで、それぞれ稼働を始め、4機、7機ということで、稼働の状況は11ページを見ると、こういうふうに織り込ませていただいております。これはあくまでも過程ということで織り込んでございます。それを前提といたしますと、また10ページにおめくりいただいて、右から2つ目。これが10年間の平均でございます。東電委員会で、5000億。毎年5000億出すということになりますので、それをした上で、4社、旧東電の収支ということでいけば、1600から2150ということ。で、上に灰色の部分がありますが、これが約800億円ぐらいです。こういうものも合わせまして、10年以内に3000億円超の連結計上利益を出すという計画で、試算でございまして。再編・統合に当たりましても、この10年以内に、これ、基本的には、この収支計画には、再編・統合というのは基本的には試算はしてございません。ですが、10年以内に再編・統合ができるということであれば、それも10年以内に積み重ねていくと。しっかり、10年目以降に当たりましても、そこに書いてある4500億円規模の利益水準を達成したいということでございます。 12ページにまいりまして、これは、関係者への協力ということになりますが、金融期間は与信の維持、株主に対しましては無配の継続ということで、引き続きお願いをしたいということでございます。 併せまして、ちょっと長くなって恐縮ですが、連結業績見通しについてのご説明をさせていただきたいというふうに思います。 お手元の通期の連結予想の修正に関するお知らせというのがありますので、それをちょっとご覧いただきたいと思いますが。2017年度は、柏崎刈羽の再稼働を見込まないという前提で、売上高が5兆7500億円と、前年度に比べまして増収になってございます。ただ一方で、燃料費の増加等もございますので、計上利益につきましては2000億円と減益になってございます。また、当期純利益は、今回の資金援助額の申請等もございまして、2880億円と増益になると見込んでございます。 なお、お手元の本文、新々総特の本文に、47ページに、細かいPLがついていると思いますが、これ、収支計画が付いてございますが、これはあくまでも東京電力単体でございますので、4社合計の金額になってございます。東証への適時開示という資料的には連結ということですので、お手元の本文の真ん中辺に、経常利益というのがあると思いますが、1662億円というふうになってると思います。これはあくまでも旧4社ということで、これに連結を足して、その業績見通しの修正の欄に書かせていただいてる〓経常で 00:20:01〓2000億円ということになりますので、お間違いのないようによろしくお願いしたいと思います。 長くなりましたが、私からは以上でございます。 司会(東京):はい。ではここからご質問を承りますが、本日この会見の終了後、17時半からアナリストさま向けの説明会を予定しておりまして、この会見、17時20分までとさせていただきます。限られた時間の中で4つの会場からご質問を承りますので、進行にご協力をお願いいたします。 まずこちらの東京の会場から約20分間。次に福島の会場から約10分間、さらに新潟、柏崎の会場からそれぞれ5分ずつご質問をお受けします。時間がありませんので、申し訳ありませんが、ご質問はお1人1問、質問は簡潔にお願いいたします。 それではまずこちらの東京会場でご質問のある方は挙手をお願いいたします。マイクがまいりましたら、ご所属、お名前をおっしゃってから、ご質問をお願いします。いかがでしょうか。はい。では。はい、どうぞ。 【連載】東電が新しい経営再建計画を発表 全文2へ続く