【ニューイヤーC】ホーリーグレイルが好位から抜け出し重賞初制覇
第68回ニューイヤーカップ(8日、浦和11R、SIII、サラ3歳、オープン、別定、ダ左1500メートル、1着賞金1400万円、晴れ)矢野貴騎乗で2番人気の牝馬ホーリーグレイルがJpnⅠ9着から巻き返し、重賞初制覇を飾った。道中は3番手の外を追走。4コーナーで逃げた1番人気のガバナビリティーを捕らえると、これに1馬身半差をつけた。タイム1分35秒6(重)。今後は南関牝馬3冠の初戦、桜花賞(3月20日、浦和、SⅠ、ダ1500メートル)を目標に調整される。 ■ホーリーグレイル 父ナダル、母ホーリーレジェンド、母の父アイルハヴアナザー。鹿毛の牝3歳。川崎・内田勝義厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は㈲キャロットファーム。戦績6戦3勝。獲得賞金1920万円。重賞は初勝利。ニューイヤーCは内田勝義調教師が初勝利、矢野貴之騎手は2016年モリデンルンバに次ぐ2勝目。 ◇ ◆矢野貴騎手(ホーリーグレイル1着)「向こう正面でハミをかんで早めに行く形になったけど、よく押し切ってくれた。直線の短いコースが合っている」 ◆内田勝調教師(同)「一戦ごとに良くなっていた。早めにハミをかんだけど逃げていたのが本命馬だったので、これでいいかなと思って見ていた。もっと良くなると思う」 ◆笠野雄騎手(ガバナビリティー2着)「流れが速く、厳しい展開になった。押し切れると思ったけど、もう少し道中で楽をさせてあげられればよかった」 ◆本田重騎手(アッカーマン3着)「外枠だったけど、ベストポジションで運べた。それでも前が残っていたし、馬場の差もあるのかな」 ◆岡村健騎手(ケンシレインボー4着)「息遣いは完全ではなかったけど、馬体重(プラス13キロ)はこれくらいでいい。休み明けでよく頑張った」 ◆笹川翼騎手(プレミアムハンド5着)「まだ固まっていないからね。小回り向きではないし、距離も延びたほうがいい」