近江牛のふんで自動車づくり? ダイハツがバイオマスプラント
ダイハツ工業が滋賀県竜王町と連携し、ロッキーなどの車やエンジンをつくっている滋賀工場(同町)の敷地内で、近江牛の糞尿(ふんにょう)を使ってメタンガスをつくる実証実験を本格化させている。将来的には、エンジンなどに使われるアルミの鋳造にガスを利用したい考えだ。 【写真】工場近くの牧場から、1日約2トンの牛糞(ふん)を運び込んでいる=2024年12月9日午前10時7分、滋賀県竜王町山之上、渡辺七海撮影 近江牛は滋賀のブランド牛。近江牛の糞は乳牛と比べて水分が少ないといい、メタン菌や発酵プロセスを近江牛に最適化することで、ガスを安定的に作れるようになった。
朝日新聞社