プレーしながら“ゴルフIQ”を高められる! 所属プロ直伝のマネジメント術でスコアアップ間違いなし
良いスコアを出すにはコース攻略が重要。そこで今回は、池などのハザードが多く、戦略性が高い成田ヒルズカントリークラブ所属の芹澤大介プロに秘訣を聞いた。 【写真】ティショットの狙い目は? コースレイアウトを見るとよくわかる 「アマチュアの方で多いのは、ハザードやOBを“避けよう”と考え過ぎて失敗するケースです。例えば、左サイドにハザードやOBがあるときに、アドレスで極端に右を向く人がいますが、これは間違いです。これだと左に引っ張る意識が強くなり、フックが出やすくなります」 ミスを回避するために右を向いたはずなのに、結果的にフックが出てしまったことで、対処法すらわからなくなるのは“ゴルフあるある”だろう。 「大切なのは、目標をしっかり定め“そこを狙うこと”に集中できるかです。また、常にピンまでの最短の距離やルートを目指す人もいますが、罠にはまる危険性があります。ハザードやピンの位置、グリーン形状などによっては遠回りがベストな場合もあるからです。重要なのは“次のショットが打ちやすい所へボールを運ぶ”こと。成田ヒルズでは、攻略のポイントは池になると思います」 【芹澤大介流・コース攻略の考え方のポイント】 ■池やバンカーが気になっても避けたいと考えず打つべき目標に集中 例えば、池に入れたくない……と思う人ほど池ポチャになる傾向があります。これは意識し過ぎが原因です。打つべき目標のことだけに集中することが大切です。 ■ハザードやOBの位置を考慮してフェアウェイの真ん中を見極める ハザードの位置などで、コース攻略の真ん中は変わります。例えば、左に池やバンカーがあればフェアウェイ左サイドは頭から消し、フェアウェイの右サイドだけで真ん中を見極めます。 ■飛距離だけを常に求めるのではなく次につながるショットを心がける アマチュアゴルファーは、常に最高の一打を求める傾向が強くミスをしがちです。それよりも、次のショットが打ちやすい場所へボールを運ぶことだけを最優先に考えます。 【スコアメイクの鍵を握るホールの攻略法】 ■成田ヒルズカントリークラブ・17番PAR3 池に囲まれた風の影響を受けやすいホール。コの字型のグリーンが特徴で、高低差が大人1人分と大きいため攻略は簡単ではない。ピン位置によってはラインを読むのが難しい。 ■成田ヒルズカントリークラブ・18番PAR4 ティショットが池超えでプレッシャーがかかりやすいホール。さらにコース左サイドが池に面しており、フェアウェイもグリーンも池に向かって傾斜している。狙いは常に右サイド。 ■成田ヒルズカントリークラブ・9番PAR5 “池越えからの池越え”となる名物ホールで、距離をコントロールしたショットが要求される。 【解説】 芹澤大介 1964年11月29日生まれ。東京都出身。成田ヒルズカントリークラブ所属。1989年からレギュラーツアーに参戦し1992年のJCBクラシック仙台で3位タイに入るなど第一線で活躍。現在はシニアツアーに参戦。 ◇ ◇ ◇ 和食はお吸い物から食べないとマナー違反⁉→関連記事【マグロとタイの刺身で食べる順番に決まりがある⁉ 女子プロが新人セミナーで習った“恥をかかないマナー”とは?】をチェック!