「死者や遺族の無念を晴らせるのは私たち」 死因不明遺体の事件性を判断する「検視」の現場に初の女性警察官 福岡県警
発見者が「怖くて近づけない」と通報するような凄惨な現場に出動することもあり、心身共に負荷のかかる仕事ですが、強い使命感を持って臨んでいます。 捜査第一課検視係・延ちさと巡査部長「死者や遺族の無念を晴らせるのは私たちだけと思ってやれるところにやりがいを感じてます」 遺族のケアを大切にしていると話す牛嶋巡査部長は、女性ならではの強みもあると話します。 捜査第一課検視係・牛嶋恵理巡査部長「やはり女性の体を見知らぬ男性が確認するっていうのはそれでちょっと抵抗を持たれる方もいらっしゃと思うので、極力亡くなった方が女性であれば/私がお体をみるという」 女性3人の活躍に、上司も期待を寄せています。 捜査第一課検視官・安藤真一郎警視「彼女たちなりの視点できちんと対応していってる/上司としては非常に頼もしい限りです/県警初の女性の検視の補助官ということでゆくゆくは知識を深めていただいて検視官として一人前の方になっていただいて」 福岡県警の検視官室に初めて女性が配属されてから5か月。 検視係として早く一人前になれるよう、女性警察官3人は、細部まで目をこらして日々、遺体と向き合います。 捜査第一課検視係・延ちさと巡査部長「ここで学んだことを活かして現場に出て殺人とかそういう大きい事案を対応できるような刑事になりたいです」 捜査第一課検視係・牛嶋恵理巡査部長「死者の最期を自信をもって死者の代わりにご遺族の方に代弁できるようなそういった検視官なりたいと思っております」
RKB毎日放送