24年問題に揺れるトラック業界…役員が過積載指示、鹿児島市の運送会社に事業停止処分 保有する全116台の使用停止命じる 九州運輸局
九州運輸局は1日、過積載での運送を指示したなどとして、鹿児島市七ツ島1丁目の運送会社本社営業所を貨物自動車運送事業法に基づき、事業停止処分にしたと発表した。同日から7日間、同営業所保有の全トラック116台の使用停止を命じた。うち26台は8日から10日間の使用停止処分にした。 運賃上げられれば簡単だが…トラック業界が頭を抱える「2024年問題」、荷主や消費者の危機感は薄く
同局によると、福岡県警が2023年8月、過積載でトラックを運行させたとして、同社と同社会長ら役員2人を道交法違反(過積載)容疑で書類送検した。福岡県公安委員会から通知を受け、同局が12月19日と24年2月28日に一般監査を実施。23年までに過積載が12件あり、事業者の指示があったことを確認した。 同社は鹿児島、宮崎を中心に食品を運送している。
南日本新聞 | 鹿児島