発がん性指摘されるPFOS・PFOA 福島県内の地下水で初めての暫定目標値超え検出
発がん性が指摘されている物資が、福島県内で初めて地下水から暫定目標値を超えて検出された。 福島県によると、有機フッ素化合物PFASの一種で、発がん性などの健康影響が指摘されているPFOS・PFOAという物質の調査において、飯舘村小宮地区の2地点の地下水から暫定目標値の約1.5倍が検出された。 暫定目標値が1リットル50ナノグラムであるのに対し、2地点でそれぞれ72、78ナノグラムが検出されたという。 福島県内の地下水がこの目標値を超えたのは初めてで、県は原因について「特定できていない」としている。 この水は飲料水としては使用されていないということで、県は監視を継続する方針。 環境省によると、PFOS・PFOAは、コレステロール値の上昇や発がん性との関連が報告されているものの、どの程度の量で影響が出るのかについては十分な知見はないという。
福島テレビ